Item
森は生きている(マルシャーク 著、湯浅芳子 訳)- 岩波少年文庫
1974年から85年まで刊行された「ペーパーバック版」の岩波少年文庫より。
1953年の初邦訳以来、70年にわたって上演され続けている旧ソ連の児童劇の名作。いじめに耐えてけなげに生きるままむすめと、一月から十二月までの「森の精」たちが織りなす物語。
冬のさなか、気まぐれな十四歳の女王が「かごいっぱいのマツユキソウを新年までに届けた者に、かごいっぱいの金貨をとらせる」というおふれをだす。
欲深な老婆に、「マツユキソウをとってこい」と命じられ、雪に閉ざされた森へと追いやられる、ままむすめ。あわれに思った「森の精」たちは、冬の森をひとときの間、春へと変えてくれる……。
----------------------------
四月
(つえをとって、よくひびく、少年らしい声をはりあげて)
小川よ、走れよ走れ、あっちにも、こっちにも
水たまりよ、消えなさい、にじんで散って
アリたちよ、はいだせ
冬のさむさは、いってしまった
森のかれ木をくぐって、クマは
そっとやってくる
小鳥は歌をうたいはじめた
そして、マツユキソウの花はひらいた
(「第二幕 第一場 森の中」より)
----------------------------
◎Contents
第一幕
第一場 冬の森
第二場 ご殿の女王の教室
第三場 老婆の家
第二幕
第一場 森の中
第二場 老婆の家
第三幕
第一場 ご殿の広間
第二場 老婆の家
第四幕
第一場 森の中
第二場 森の中の雪におおわれたみずうみ
第三場 森の中の空地
絶版または版元品切れ(新装版刊行中)
ソフトカバー
□publisher: 岩波少年文庫
□date of issue:1983年37刷(1953年初版)
□size:17.3x11.2cm
□page:226
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ傷み
背薄ヤケ 三方薄ヤケ
★裏表紙角破れ(写真8枚目)
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
1953年の初邦訳以来、70年にわたって上演され続けている旧ソ連の児童劇の名作。いじめに耐えてけなげに生きるままむすめと、一月から十二月までの「森の精」たちが織りなす物語。
冬のさなか、気まぐれな十四歳の女王が「かごいっぱいのマツユキソウを新年までに届けた者に、かごいっぱいの金貨をとらせる」というおふれをだす。
欲深な老婆に、「マツユキソウをとってこい」と命じられ、雪に閉ざされた森へと追いやられる、ままむすめ。あわれに思った「森の精」たちは、冬の森をひとときの間、春へと変えてくれる……。
----------------------------
四月
(つえをとって、よくひびく、少年らしい声をはりあげて)
小川よ、走れよ走れ、あっちにも、こっちにも
水たまりよ、消えなさい、にじんで散って
アリたちよ、はいだせ
冬のさむさは、いってしまった
森のかれ木をくぐって、クマは
そっとやってくる
小鳥は歌をうたいはじめた
そして、マツユキソウの花はひらいた
(「第二幕 第一場 森の中」より)
----------------------------
◎Contents
第一幕
第一場 冬の森
第二場 ご殿の女王の教室
第三場 老婆の家
第二幕
第一場 森の中
第二場 老婆の家
第三幕
第一場 ご殿の広間
第二場 老婆の家
第四幕
第一場 森の中
第二場 森の中の雪におおわれたみずうみ
第三場 森の中の空地
絶版または版元品切れ(新装版刊行中)
ソフトカバー
□publisher: 岩波少年文庫
□date of issue:1983年37刷(1953年初版)
□size:17.3x11.2cm
□page:226
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ傷み
背薄ヤケ 三方薄ヤケ
★裏表紙角破れ(写真8枚目)
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662