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小さな小さな海(岩瀬成子 著、長谷川集平 絵)
水に入るのが苦手なよしろうは、プールの時間はきまって保健室へ。そこで出会ったこうじくんが教えてくれた「小さな小さな海」は、とてもあたたかできもちがいい。ふたりだけのひみつの海で遊ぶうちに、水をこわがる気持ちが薄れていき……。
子どもの心の動きをいきいきととらえた文章と絵によって描かれた、友情と勇気の物語。
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引き出しの中には、おどろいたことに海がありました。さいしょは模型かなとおもったよしろうも、波が白い砂浜によせてきているのを見て、おどろきました。ほんものの小さな海です。(略)
と、むこうのほうからだれかがやってくるのが見えました。ふたりとも子どもです。海水パンツをはいています。砂浜をなかよくならんで歩いてきます。
しだいに近づいてくる小さなふたりをじっと見ていると、ひょろりとやせた子は、こうじくんにそっくりだとわかりました。ということは、もうひとりはよしろうかもしれません。
よしろうはじっと目をこらしました。いよいよ近づいてきたのを見ると、その子は、まぎれもなく、よしろう自身でした。
(「本文」より)
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ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:理論社
□date of issue:2005年初版
□size:21.6x15.5cm
□page:85
□condition:経年なり・普通 背少ヤケ褪色
三方薄ヤケ
» 絵本・ピクチャーブック
https://narda.thebase.in/categories/1326659
子どもの心の動きをいきいきととらえた文章と絵によって描かれた、友情と勇気の物語。
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引き出しの中には、おどろいたことに海がありました。さいしょは模型かなとおもったよしろうも、波が白い砂浜によせてきているのを見て、おどろきました。ほんものの小さな海です。(略)
と、むこうのほうからだれかがやってくるのが見えました。ふたりとも子どもです。海水パンツをはいています。砂浜をなかよくならんで歩いてきます。
しだいに近づいてくる小さなふたりをじっと見ていると、ひょろりとやせた子は、こうじくんにそっくりだとわかりました。ということは、もうひとりはよしろうかもしれません。
よしろうはじっと目をこらしました。いよいよ近づいてきたのを見ると、その子は、まぎれもなく、よしろう自身でした。
(「本文」より)
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ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:理論社
□date of issue:2005年初版
□size:21.6x15.5cm
□page:85
□condition:経年なり・普通 背少ヤケ褪色
三方薄ヤケ
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