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ともだちのときちゃん(岩瀬成子 著、植田真 絵)
小学2年生のさつきは、知っていることは何でもしゃべりたがる子。ともだちのときちゃんは対照的。いつもだまって、なにをするのもゆっくりで、首をかしげて、へんなことばかり考えてる……。
子どもの心の動きをていねいにたどる文章と、植田真の美しい水彩画によって描き出される、ちいさな友情の物語。
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「あのね、あそこの木」と、
ときちゃんはまどの外の木をゆびさしました。
「きのうの木と、きょうの木は同じに見えるけど、
同じじゃないよ」
「きのうと、きょうで、ちがうの?
ときちゃんには、ちがっているところが
わかるの?」と、わたしはききました。
「わからないけどね、でも、きっとちがっているよ。
だって、木は生きてるもん。
生きていると、きのうとは
ちょっとだけちがっちゃってるよ」
風がふいて、まどの外の木がゆれました。
葉っぱが一枚ちりました。
「ね」と、ときちゃんはいいました。
(「本文」より)
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ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:フレーベル館
□date of issue:2017年初版
□size:21.6x15.5cm
□page:71
□condition:経年なり・良好
» 絵本・ピクチャーブック
https://narda.thebase.in/categories/1326659
子どもの心の動きをていねいにたどる文章と、植田真の美しい水彩画によって描き出される、ちいさな友情の物語。
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「あのね、あそこの木」と、
ときちゃんはまどの外の木をゆびさしました。
「きのうの木と、きょうの木は同じに見えるけど、
同じじゃないよ」
「きのうと、きょうで、ちがうの?
ときちゃんには、ちがっているところが
わかるの?」と、わたしはききました。
「わからないけどね、でも、きっとちがっているよ。
だって、木は生きてるもん。
生きていると、きのうとは
ちょっとだけちがっちゃってるよ」
風がふいて、まどの外の木がゆれました。
葉っぱが一枚ちりました。
「ね」と、ときちゃんはいいました。
(「本文」より)
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ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:フレーベル館
□date of issue:2017年初版
□size:21.6x15.5cm
□page:71
□condition:経年なり・良好
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