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呼んでみただけ(安東みきえ 著、藤本将 絵)
6才の遊太、ママ、そしてパパ。3人の家族で過ごす、いつもの時間が、ゆっくりと流れている。
ママは、ノートに書きためた「おはなし」を、遊太に読んで聞かせる。それはどれも、何だかちょっとおかしくて、こわくて、せつない。そんな「おはなし」を聞くたびに、遊太のなかに何かが動き出し、家族の間の距離感が少しずつ変わっていく……。
いつの間にか通り過ぎてしまう「子ども時代」の一瞬のきらめきを描いた、7つの「おはなし」入り物語。
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遊太をみていると、ママは時々ふしぎな気持ちになる。
いったいこの子はどこから来たのかしら、と。
六年前の朝、自分のところにやってきた子。生まれた時、必死で世界につかまろうとするように、赤くて細い手を広げていた子。いったいだれとどんな約束をして、自分はこの小さな男の子を手に入れたのだろう。
遊太とはずっと一緒にいたような気がする。ずっと昔……自分が生まれる前から。
(「第1章 星に伝えて」より)
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◎Contents
第1章 星に伝えて
第2章 永久歯
第3章 ストロベリーショートケーキ
第4章 月夜の影ふみ
第5章 冬の花咲いた
第6章 きょうりゅうのタネ
第7章 サメのいる海
第8章 モグラのねぐら
第9章 大地のえくぼ
第10章 へそまがりの魔女
第11章 ふっくらすずめ
第12章 あるところとないところ
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:新潮社
□date of issue:2010年初版
□size:19.8x13.5cm
□page:212
□condition:経年なり・良好
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
ママは、ノートに書きためた「おはなし」を、遊太に読んで聞かせる。それはどれも、何だかちょっとおかしくて、こわくて、せつない。そんな「おはなし」を聞くたびに、遊太のなかに何かが動き出し、家族の間の距離感が少しずつ変わっていく……。
いつの間にか通り過ぎてしまう「子ども時代」の一瞬のきらめきを描いた、7つの「おはなし」入り物語。
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遊太をみていると、ママは時々ふしぎな気持ちになる。
いったいこの子はどこから来たのかしら、と。
六年前の朝、自分のところにやってきた子。生まれた時、必死で世界につかまろうとするように、赤くて細い手を広げていた子。いったいだれとどんな約束をして、自分はこの小さな男の子を手に入れたのだろう。
遊太とはずっと一緒にいたような気がする。ずっと昔……自分が生まれる前から。
(「第1章 星に伝えて」より)
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◎Contents
第1章 星に伝えて
第2章 永久歯
第3章 ストロベリーショートケーキ
第4章 月夜の影ふみ
第5章 冬の花咲いた
第6章 きょうりゅうのタネ
第7章 サメのいる海
第8章 モグラのねぐら
第9章 大地のえくぼ
第10章 へそまがりの魔女
第11章 ふっくらすずめ
第12章 あるところとないところ
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:新潮社
□date of issue:2010年初版
□size:19.8x13.5cm
□page:212
□condition:経年なり・良好
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