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白蟻(小栗虫太郎 著、斉藤和雄 装幀)- 現代教養文庫
☆2024.5.15 再掲
現代教養文庫版「小栗虫太郎傑作選 全5巻」の第2巻。代表的中篇小説「完全犯罪」「白蟻」「海峡天地会」の3篇が収められている。
「完全犯罪」は1933年に雑誌『新青年』に発表されたデビュー作。同誌に「黒死館殺人事件」が連載されたのは、その翌年のことで、最初から完成された作家であったことに驚かされる。
巻末に収録されている「小栗虫太郎と暗号」(長田順行)は『数理科学』1975年8/9月号から再録されたもので、虫太郎の衒学趣味の原典を詳細に分析した貴重な論文となっている。
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かようなことを、作者として、口にすべきではないであろうが、自分が書いた幾つかのなかでも、やはり好きなものと、嫌いなものとの別が、あるのは否まれぬと思う。わけても、この「白蟻」は、巧拙はともかく、私としては、愛惜惜く能わざる一つなのである。私は、こうした形式の小説を、まず、何よりも先に書きたかったのである。
(「白蟻」序 より)
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◎Contents
完全犯罪
白蟻
「白蟻」序
海峡天地会
解題
解説(日影丈吉)
小栗虫太郎と暗号(長田順行)
小栗虫太郎に関する覚書(横溝正史)
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:社会思想社
□date of issue:1976年 初版
□size:14.8x10.6cm
□page:301
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方薄ヤケ 小口シミ
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
現代教養文庫版「小栗虫太郎傑作選 全5巻」の第2巻。代表的中篇小説「完全犯罪」「白蟻」「海峡天地会」の3篇が収められている。
「完全犯罪」は1933年に雑誌『新青年』に発表されたデビュー作。同誌に「黒死館殺人事件」が連載されたのは、その翌年のことで、最初から完成された作家であったことに驚かされる。
巻末に収録されている「小栗虫太郎と暗号」(長田順行)は『数理科学』1975年8/9月号から再録されたもので、虫太郎の衒学趣味の原典を詳細に分析した貴重な論文となっている。
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かようなことを、作者として、口にすべきではないであろうが、自分が書いた幾つかのなかでも、やはり好きなものと、嫌いなものとの別が、あるのは否まれぬと思う。わけても、この「白蟻」は、巧拙はともかく、私としては、愛惜惜く能わざる一つなのである。私は、こうした形式の小説を、まず、何よりも先に書きたかったのである。
(「白蟻」序 より)
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◎Contents
完全犯罪
白蟻
「白蟻」序
海峡天地会
解題
解説(日影丈吉)
小栗虫太郎と暗号(長田順行)
小栗虫太郎に関する覚書(横溝正史)
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:社会思想社
□date of issue:1976年 初版
□size:14.8x10.6cm
□page:301
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方薄ヤケ 小口シミ
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