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滞欧日記(澁澤龍彦 著、巌谷国士 編)
☆2024.5.14 再掲
澁澤龍彦は、生涯のあいだに4回のヨーロッパ旅行に出かけ、いずれの旅にも市販のノートを1冊ずつ持参し、ほとんど一日も欠かさず日記をつけていた。本書は、その内容をすべて紹介するもので、1993年に刊行された単行本の文庫版。
発表を前提としていないプライベートな日記で、書斎を出て世界へと分け入って行く喜びが伝わってくる。
著者が撮影した写真、自筆デッサン、現地で買い求めた絵葉書など、図版も多数収録。編者・巌谷国士によって、美術作品等の詳細な解説、巻末に膨大な注記が付されており、充実した「ヨーロッパ・ガイド」ともなっている。
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9月1日(火)
空からアムステルダム入り。
クラスナポルスキー・ホテル。
(略)
運河にカモメのごとき島浮かぶ。
タクシー運転手、いずれも総理大臣にこそふさわしき容貌、人品なり。
Dame Squar に群れいるヒッピー、あたかも新宿のそれに似たり。髪流し。自転車、大いに流行し、町を行くミニ・スカート、また凄まじ。煉瓦の裏道、アーケード。
着いてすぐ、午前中、デパートでお茶飲む。
(「1970年 9月1日~11月4日」より)
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◎Contents
▶︎1
1970年 9月1日~11月4日
▶︎2
1974年 5月16日~6月1日
▶︎3
1977年 6月2日~7月6日
▶︎4
1981年 6月23日~7月23日
編者による注
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:河出文庫
□date of issue:1999年 初版
□size:15.1x10.6cm
□page:408
□condition:経年なり・良好 スレ カバーヨレ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
澁澤龍彦は、生涯のあいだに4回のヨーロッパ旅行に出かけ、いずれの旅にも市販のノートを1冊ずつ持参し、ほとんど一日も欠かさず日記をつけていた。本書は、その内容をすべて紹介するもので、1993年に刊行された単行本の文庫版。
発表を前提としていないプライベートな日記で、書斎を出て世界へと分け入って行く喜びが伝わってくる。
著者が撮影した写真、自筆デッサン、現地で買い求めた絵葉書など、図版も多数収録。編者・巌谷国士によって、美術作品等の詳細な解説、巻末に膨大な注記が付されており、充実した「ヨーロッパ・ガイド」ともなっている。
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9月1日(火)
空からアムステルダム入り。
クラスナポルスキー・ホテル。
(略)
運河にカモメのごとき島浮かぶ。
タクシー運転手、いずれも総理大臣にこそふさわしき容貌、人品なり。
Dame Squar に群れいるヒッピー、あたかも新宿のそれに似たり。髪流し。自転車、大いに流行し、町を行くミニ・スカート、また凄まじ。煉瓦の裏道、アーケード。
着いてすぐ、午前中、デパートでお茶飲む。
(「1970年 9月1日~11月4日」より)
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◎Contents
▶︎1
1970年 9月1日~11月4日
▶︎2
1974年 5月16日~6月1日
▶︎3
1977年 6月2日~7月6日
▶︎4
1981年 6月23日~7月23日
編者による注
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:河出文庫
□date of issue:1999年 初版
□size:15.1x10.6cm
□page:408
□condition:経年なり・良好 スレ カバーヨレ
» 随筆・エッセイ
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