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回想(小堀杏奴 著、木下杢太郎 装幀)

回想(小堀杏奴 著、木下杢太郎 装幀)
☆2024.5.4 再掲
森鴎外の次女・小堀杏奴が、1942年に刊行した第2随筆集。装幀は、医学者・文学者でもある木下杢太郎。

子供の頃や渡欧時の思い出、父母の追想、夫や子供たちとの日常などが綴られており、森家とその周辺の人々の素顔がうかがえる興味深い内容となっています。

作風は、姉・森茉莉とは異なり穏やかなものですが、内に秘めた強さも感じられます。
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漢文の先生でこれを杏奴(きょうど)と讀んだ人がある。そのほかでは夫と二人で旅行をしたらホテルで杏奴(きようやつこ)さんですかといはれて大変困つた。父はこんな妙な名前がとても氣にいつてゐたと見えて、母から苦情が出るのを恐れ、そつと一人で區役所へ行つて届けてしまつたさうである。

( 「父母の追想 - ANNE」より)
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◎Contents
▶︎思出の町
 郊外
 千駄木町通り
 澁谷深町
 コロンボ
 香港
 ボオツサイド
  ストロンボリイ火山
  ナボリ
 巴里
▶︎家
 物の匂ひ
 私の結婚
 野薔薇
 子供
 出産
 夫
 血清注射
 酉歳
 子供と昆蟲
▶︎四季
 早春
 雛祭四代
 セルと女
 七月十四日
 夏の思出
 初冬日記
 冬季雜感
▶︎讀書・その他
 讀書自傅
 裝釘
 源氏物語
 一九三三年度の露西亞舞踊
 夢
 流離
 モザルチアナ
 背信
 美
 父毋の追憶
▶︎回想
 映畫
 結婚式
 畫
 來客
 ANNE
 父の日記
 父と飜譯
 紅梅
 煙草
 惡妻
 寫眞
 鴎外の妻
 墓

絶版または版元品切れ
ハードカバー パラフィンカバー 函 愛読者葉書あり
□publisher:東峰書房
□date of issue:1942年
□size:19.2x13.2cm
□page:329
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れシミ
目次ページはずれ 後見返し値札剥がし跡 経年シミ
パラフィンカバー破れ(写真8枚目)
函タイトルラベル切れ角傷み

» 随筆・エッセイ
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