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美食の手帖 - くらしっく・ど・ら・たあぶる(大木吉甫 編・訳)

美食の手帖 - くらしっく・ど・ら・たあぶる(大木吉甫 編・訳)
☆2024.1.30 再掲
「フランス美食学」の古典的著作より、その真髄を抜粋した抄訳集。歴史的価値の高い名文が集められているが、食のエッセイとして楽しく読むことができる。

「内容は和やかな美食談義であって、決して堅苦しいものではなく、軽妙なエスプリが読者の心を軽やかに弾ませてくれるであろう」(「あとがき」より)
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【肥鶏】
ブリヤ・サヴァランが最近病にかかった。医者は節食をするようにすすめた。友人が見舞いに来ると、ル・マン産の肥鶏を小さく切っているところであった。
「それが病人の食養生かい」と見舞客は憤慨して訊ねた。すると『味覚の生理学』の著者が答えた。
「君、私は大麦のかゆとそばだけで生きているのだ」
「その肥鶏はどうしたんだい」
「この鶏は二か月も生きたんだ。今度は私を生かす番だよ」

(「料理辞典抄」アレクサンドル・デュマ より)
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◎Contents
▶︎回想録(アントナン・カレーム)
 「シェフの帝王かつ帝王のシェフ」と呼ばれた料理人。
▶︎美食歳時期 ― 食通年鑑より(グリモ・ド・ラ・レニエール)
 フランス革命後に初めて 「美食批評」 を行った美食家。
▶︎料理術(ルイ・ド・キュシー)
 ナポレオン帝国で式部長を務めた美食家。
▶︎味覚の生理学(美味礼賛)抄(ブリヤ・サヴァラン)
 森茉莉の『貧乏サヴァラン』の題名の由来となった稀代の美食家。
▶︎料理辞典抄(アレクサンドル・デュマ)
 食通としても偉大だった、フランスを代表する文豪。
▶︎付録・美食家の逸話

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ビニールカバー
□publisher:三洋出版貿易
□date of issue:1981年
□size:18.2x12.8cm
□page:250
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ少折れ
※ビニールカバーが縮んでいるので、本がゆがまないようにはずしています。

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
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