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ふらんす料理への招待(日影丈吉 著)

ふらんす料理への招待(日影丈吉 著)
☆2024.1.29 再掲
推理小説の名手・日影丈吉による料理エッセイ集。『フランス料理の秘密』(1971年刊)、『ふらんす味遍歴』(1976年刊)の2冊の単行本を再編集して1冊にまとめた文庫本。

著者は、戦前にフランスへ留学し、帰国後は小説業の傍ら、フランス料理の研究、レストランの料理人たちの語学指導に長く関わるという異色の経歴の持ち主。

その深い学識と実体験、江戸川乱歩を唸らせた筆力を駆使して綴られた文章は、まさに絶品の味わい。読み進めるほどに、フランス料理の奥深い世界へと導かれていく。
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パリのレストランのおこりも、そんなに古くない。前に革命時代といったが、正確にいえば、革命の準備時代というところだろう。パリ最初のレストランは、一七六二年にプーリー街にできたシャントワーゾの店、ということになっている。
この店のことは啓蒙学派のディドローも書いているが、彼はこの新しい営業法の店が気に入っていたらしい。値段はちょっと高いが、フリー・タイムの営業で、客は一人でも小部屋を占領して食事がとれる。ギリシャ型美人のおかみさんがいて、この人が店を取りしきっていた。

(「サービス革命 ― レストランとは強壮剤の意味」より)
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◎Contents
フランス料理とは
玉ねぎのミイラ
ヒレ肉の発見
人食い魚の生贄
炒飯の好きな英雄
チーフさんのハラキリ
レストラン通い虎の巻
サービス革命
かたつむりのお化け
フランスの魚料理
野鳥の季節
世界の鯉料理
日本人の舌は繊細か?
カレー漫考
ワインのことなど
 料理随筆由来記

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:徳間文庫
□date of issue:1985年 初版
□size:15.4x10.6cm
□page:253
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ

» 随筆・エッセイ
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