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世界の涯の物語(ロード・ダンセイニ 著、中野善夫ほか 訳)

世界の涯の物語(ロード・ダンセイニ 著、中野善夫ほか 訳)
☆2024.1.14 再掲
トールキン、ラヴクラフト、稲垣足穂等に多大な影響を与えた、ロード・ダンセイニの初期幻想短篇集二冊を完全収録。シドニー・H・シームによる原著の挿絵を掲載。

盗賊サンゴブリンドに下された過酷な運命。〈絶無の都〉へいたると予言された子供の旅。老人から買った魔法の窓が見せたもの。水夫が偶然知った海の秘密……。神話的な物語に、ユーモアに満ちたほら話が織りまぜられた珠玉の三十三篇。(「カバー裏紹介文」より)
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人の血のなかには潮がある。そう、太古より変わらぬ潮路がある。
それはどうやら黄昏に通じていると見え、名も知れぬ島々から海が流木を運んでくるように、どれほど遠くの土地からでも美しいものにまつわる風聞を運んでくるのだ。

(「ケンタウロスの花嫁」より)
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1 驚異の書
 ケンタウロスの花嫁
 宝石屋サンゴブリンド、並びに彼を見舞った凶運にまつわる悲惨な物語
 スフィンクスの館
 三人の文士に降りかかった有り得べき冒険
 偶像崇拝者ポンボの身の程知らずな願い
 ボンバシャーナの戦利品
 ミス・カビッジと伝説の国のドラゴン
 女王の涙をもとめて
 ギベリン族の宝蔵
 ナス氏とノール族の知恵比べ
 彼はいかにして予言の告げたごとく<絶無の都>へいたったのか
 トーマス・シャップ氏の戴冠式
 チュー・ブとシーミッシュ
 驚異の窓
2 驚異の物語
 ロンドンの話
 食卓の十三人
 マリントン・ムーアの都
 なぜ牛乳屋は夜明けに気づいたときに戦慄き震えたのか
 黒衣の邪な老婆
 強情な目をした鳥
 老門番の話
 ロマの掠奪
 海の秘密
 アリが煤色の地を訪れた顛末
 不幸交換商会
 陸と海の物語
 赤道の話
 九死に一生
 望楼
 こうしてプラッシュ・グーは〈誰も行こうとしない国〉にやってきた
 チェスの達人になった三人の水夫の話
 流浪者クラブ
 三つの悪魔のジョーク

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:河出文庫
□date of issue:2004年 2刷(2004年 初版)
□page:373
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方薄ヤケ 小口シミ

» 小説
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