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季刊 食食食:あさめし ひるめし ばんめし「特集:いなかのたべもの」 - 1982年秋・第32号

季刊 食食食:あさめし ひるめし ばんめし「特集:いなかのたべもの」 - 1982年秋・第32号
「食通」を気取らない「くいしん坊の雑誌」と銘打って、1974年に元毎日新聞記者の佐々木芳人によって創刊された季刊誌。7号からは文芸評論家・大河内昭爾が編集を受け継ぎ、45号まで刊行された。

「いなかのたべもの」特集号。編集長の大河内昭爾が『ふるさと日本の味』(集英社刊)の編集委員になったことを機に企画された。日本全国、北から南までの郷土料理について、多彩な執筆陣がエッセイを寄せている。

編集長対談のゲストは、女優の樹木希林。当時は多忙を極めており、他の取材をすべて断っていたなか、大河内昭爾との対談ならと引き受けたとのことで、リラックスした対話の様子が伝わってくる。
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樹木 品っていうのは、女中やっても乞食やっても役者の品位っていうのは別。それは志の高さじゃなくて、自分の存在の恥ずかしさですよね。本当はそんなもの表に出てはいけないんですけど。根底にあるとかね。やっぱり出てくる。
大河内 うしろめたさ。ま、小説でいえば今の若い作家にも文学志望者にもそのうしろめたさがなくなった。

(「玄米の味」樹木希林/大河内昭爾 対談より)
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◎Contents
特集/いなかのたべもの
「カラカラ」と「エイゴ」 …… 国分一太郎
 芋煮会「いなかのうまいもの」より(国分一太郎)
 身欠きニシンのこと …… 三浦哲郎
 餅のフルコース …… 三好京三
 くじらとすいか …… 中沢けい
 下町の味 …… 鹿島孝二
 広島の味 …… 大倉克衛
 北九州の味 …… 小堺昭三
 京の郷土料理 …… 志の島忠
 ふるさとの味
 奈良の神事とたべもの …… 山崎義洋
 北の味南の味 …… 今村和子
 郷土料理諸国めぐり
[対談]玄米の味 …… 樹木希林/大河内昭爾
三人の文士への恨みつらみ …… 金田浩一呂
▶︎あさめし …… 河野多恵子
▶︎ひるめし …… 野末陳平
▶︎ばんめし …… 田中澄江
奥能登、海の幸 …… 細井冨貴子
北海道の魚・総菜魚ホッケの開き …… 小檜山博
一年にいちどだけの月餅 …… 楊萬里
洋食や・だいどこ噺 …… 茂出木雅章
映画の中の食べもの 15 …… 淀川長治
酒を飲めぬ人 …… 吉村昭
私の好きな店
 本田宗一郎「彩」(東京/懐石料理)
食食食の本棚 ほか

表紙イラスト:井上悟

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:みき書房
□date of issue:1982年
□size:21x15cm
□page:124
□condition:経年なり・普通 表紙スレ汚れ
ページ角少折れ

» 旅・料理
https://narda.thebase.in/categories/1326671
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