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季刊銀花 120号 「特集:母の手 ー 絲と針の仕事」創刊三十周年記念特別企画

季刊銀花 120号 「特集:母の手 ー 絲と針の仕事」創刊三十周年記念特別企画
『銀花』は、1967年に『ミセス』から派生した文化誌として創刊。1970年に杉浦康平のアートディレクションによって新創刊し、2010年まで刊行された。

毎回、「特集」を深く掘り下げ、ダブル表紙の緻密なアートワークでイメージ化を図っていた。
本号は、創刊三十周年記念特別企画として、一冊まるごと、1つの「特集」でまとめられている。

特集 母の手 ー 絲と針の仕事:
日本、韓国、中国・台湾、モンゴル、インド、ネパール、アフガニスタン、イラン、トルコ、シリア、パレスティナ…。アジアから中東へと遙かなる旅を続け、“母の手”が生み出す「糸と針の仕事」を取材。

刺し子、百接ぎ着物、布虎、背守り、刺繍など、ひと針ひと針に込められた「祈り」に目を凝らし、想いを綴る。

池部良、梅原猛、塚本邦雄、秋山豊寛による手書きエッセイ「手をめぐる四百字」は、書き手それぞれの筆跡が味わい深い。
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文筆を主とする日常ゆゑ、各指の先と爪は丹念に手入する。指先を滑らかにするため、母は「朴の炭」なるものを薬種店に注文し、絹物の裁縫、刺繍に備へてゐたのを想起するが、現在はこの炭も地を拂つたやうだ。

(「“手”をめぐる四百字」塚本邦雄 より)
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◎Contents
特集 母の手 ー 絲と針の仕事
▶︎人の一生と針仕事 ー アジアをつなぐ刺し子の道
  母と子の絆編
  生活道具編
  針の穴から(出久根達郎)
  刺し子、新時代
  羽後の女の針一途 ー 吉田英子の刺し子人生
  ヌビのひと(はくきょんみ)
  名人、タクディーラさんの仕事(桜井美幸)
  草原と相撲と刺し子
  全アジア・刺し子の系譜(道明三保子)
  刺し子文様二十六花
  英子直伝、刺し子上手の道十条 
▶︎よみがえる力 ー 百接ぎの知恵と技
  継ぎという文化(笹岡洋一)
  現代の百接ぎを生む手 前田順子・浦邉裕子
  夢見る端縫い衣裳(小坂太郎)
  手縫いにまつわる六話(森南海子)
▶︎魔除けの繍 ー 中国の布虎、日本の背守り
  虎の威を着る子供たち
  「女紅坊」開花
  破邪の虎、招福の虎
  祈りの背守り
▶︎針自慢が集まった ー 読者の“我が母語り”
 まいだれの唄
 見せて!針箱、針道具
 母の手の指胼胝(川内康範)
 裁縫指南帖
▶︎“手”をめぐる四百字
 秋山豊寛
 池部良
 梅原猛
 塚本邦雄
朗らかな放浪者(高田宏)

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:文化出版局
□date of issue:1999年
□size:25.8x18.2cm
□page:200
□condition:経年なり・普通 カバースレ 開き癖折れ目

» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
¥1,000 SOLD OUT

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