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季刊銀花 50号「特集:日本の書票 / インカの土器と土偶」

季刊銀花 50号「特集:日本の書票 / インカの土器と土偶」
『銀花』は、1967年に『ミセス』から派生した文化誌として創刊。1970年に杉浦康平のアートディレクションによって新創刊し、2010年まで刊行された。

毎回、2つの「特集」を深く掘り下げ、ダブル表紙の緻密なアートワークでイメージ化を図っていた。

特集① 日本の書票:
明治三十年代に日本へ伝来した蔵書票(EXLIBRIS)は、木版画の伝統に支えられて独自の発展を遂げ、本場ヨーロッパでも高く評価されるようになった。その歩みを、美しいカラー図版でたどる。

特集② インカの土器と土偶:
二千年の歴史を有しながら、西洋人の来襲によって滅び去った太陽の帝国インカ。日本人とも遠くつながるモンゴロイドであったインディオたちが残した土器と土偶にみる、神々と自然への讃歌。

巻頭に、五十号記念付録として、棟方志功の版画「慈航観世音お札」が挟み込まれている。

文化学園服飾博物館コレクション「パラソル」、芹沢銈介が型染めなどの技法で製作した特装本の紹介など、特集以外の記事にも見どころが多い。
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十本骨の紫絹製の生地にレースをはめこんで華麗に作り上げたこのパラソルの特色は、柄が太くて長いことと、握りを牙で作っていることである。作製年代は1900年で、中流以上の婦人の持ち物であろう。夏の日ざしがレースを透かし、どんなにか美しかったはずである。

(「パラソル」より)
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◎Contents
特集① 日本の書票
 蔵書票大要(斎藤昌三)
 書票に憑かれた人々
特集② インカの土器と土偶
 インカやきもの考現学(福中皓造)
 インカの古土器再現す!―悲喜、相半ばした実験報告
 インカ幻想旅行(大沼淳)

豊女の押絵
 津山 森本家と豊女の一生
日暮合掌―榎本栄一さんの念仏のうた
花よいつまでも―岡本千鶴の思い出の記
 美山の花酒
慈航観音堂縁起(宮田遊記)
遊記九十二老の書
散蓮華のおもてなし(金津滋)
江戸鍛治三人衆
パラソルと日本人(遠藤武)
 文化学園服飾博物館コレクション9「パラソル」
パリの修復術=長生きする神
芹沢本と私(関野準一郎)
書物巡礼記「近江の夢の八景」(森本哲郎)
季刊「銀花」第一号〜第四十九号 総目次
銀花萌芽帖
書物雑記
むだ書き

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:文化出版局
□date of issue:1982年
□size:25.8x18.2cm
□page:198
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方薄ヤケ 小口点茶シミ

» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
¥1,000 SOLD OUT

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