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言葉と歩く日記（多和田葉子 著）
日独2ヵ国語で小説を執筆し、世界的に高い評価を得ているドイツ在住の作家・多和田葉子が試みた、2013年1月から4月までの「自分観察日記」。
世界中を旅しながら、さまざまな国の作家や詩人たちと交流し、自作の朗読会などを精力的に行うなかで、「言葉」とともに生きることの意味を探っていく。作家の思考を「体感」できる稀有なエッセイ。
小説『雪の練習生』で初めての「自作翻訳」に挑戦したことを契機として、「アサガオの観察日記」をつけるように、日本語とドイツ語を話す哺乳類としての自分を観察してみることにしたと、あとがきに記されている。
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わたしが今ドイツ語にしている『雪の練習生』という小説。まず冒頭部から大変困ったことがある。それは、人間なのか動物なのか分からないまま話を始めたかったのに、ドイツ語では、動物の手足と人間の手足をさす単語が異なっているので、すぐに動物のことだと分かってしまうことだった。動物の足、特に前足を「Pfote」と言う。この単語は人間には使えない。
（「二月十三日」の日記より）
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ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher：岩波新書
□date of issue：2013年 初版
□size：17.5x10.5cm
□page：232
□condition：経年なり・普通 カバースレ汚れ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
世界中を旅しながら、さまざまな国の作家や詩人たちと交流し、自作の朗読会などを精力的に行うなかで、「言葉」とともに生きることの意味を探っていく。作家の思考を「体感」できる稀有なエッセイ。
小説『雪の練習生』で初めての「自作翻訳」に挑戦したことを契機として、「アサガオの観察日記」をつけるように、日本語とドイツ語を話す哺乳類としての自分を観察してみることにしたと、あとがきに記されている。
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わたしが今ドイツ語にしている『雪の練習生』という小説。まず冒頭部から大変困ったことがある。それは、人間なのか動物なのか分からないまま話を始めたかったのに、ドイツ語では、動物の手足と人間の手足をさす単語が異なっているので、すぐに動物のことだと分かってしまうことだった。動物の足、特に前足を「Pfote」と言う。この単語は人間には使えない。
（「二月十三日」の日記より）
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ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher：岩波新書
□date of issue：2013年 初版
□size：17.5x10.5cm
□page：232
□condition：経年なり・普通 カバースレ汚れ
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