Item

季刊銀花 49号「特集:豊の国の鏝絵 / 武井武雄の余技作品」

季刊銀花 49号「特集:豊の国の鏝絵 / 武井武雄の余技作品」
『銀花』は、1967年に『ミセス』から派生した文化誌として創刊。1970年に杉浦康平のアートディレクションによって新創刊し、2010年まで刊行された。

毎回、2つの「特集」を深く掘り下げ、ダブル表紙の緻密なアートワークでイメージ化を図っていた。

特集① 豊の国の鏝絵:
豊の国「大分県」を拠点に、「職人仕事」の撮影と取材を続ける写真家・藤田洋三が、左官職人の手による「鏝絵」の数々を紹介する。
鏝絵は江戸末期から明治期にかけて隆盛した「しっくい芸術」で、漫画家・つげ義春も、その始祖とされる伊豆の左官職人を題材にした作品『長八の宿』を描いている。

特集② 武井武雄の余技作品:
本誌掲載時87歳にして旺盛な作家活動を続けていた画家・武井武雄が、興の赴くままに手掛けた、陶印、「イルフ・トイズ」と名付けたモダンな玩具、雛人形、レリーフなど、多彩な「余技作品」を紹介する。

その他、森茉莉のエッセイなど、読み応えのある記事を掲載。
----------------------------
鏝絵の技法はかなりめんどうなものである。だが、それでも左官たちは、喜んで鏝絵を描いた。(略)
職人が職人として誇りを持てた時代、「手形を残したい」という彼らの希望が、施主側の意向と一緒になって、豊の国ならではの鏝絵を創り上げたともいえるだろう。

(「鏝絵探索行」沢渡歩より)
----------------------------
◎Contents
特集① 豊の国の鏝絵(撮影・藤田洋三)
  霊獣鎮座
  風雪幾世代
  火伏せの魔神
  左官職人の手形
  滅びゆく風景 etc
 鏝絵探索行(沢渡歩)
特集② 武井武雄の余技作品
  陶印
  イルフ・トイズ
  鎌倉彫
  雛
  希望の塔 etc
 余技(武井武雄)
清見寺・羅漢との対話(山本敏雄)
陶源郷の春風 河本五郎の彩磁器
多摩織
私から離れない首飾り(森茉莉)
火と水と風と 神崎温順・型絵染本 ほか

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:文化出版局
□date of issue:1982年
□size:25.8x18.2cm
□page:204
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み

» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
¥1,000 SOLD OUT

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

通報する

関連商品

  • 年鑑広告美術 1967 ★函なし 年鑑広告美術 1967 ★函なし ¥4,800
  • 華麗なるイラストレーター ジョン・アルコーン〈アイデア別冊〉★再入荷 華麗なるイラストレーター ジョン・アルコーン〈アイデア別冊〉★再入荷 ¥2,000
  • 子どもの絵:成長をみつめて(東山明、東山直美 共著)- カラーブックス615 子どもの絵:成長をみつめて(東山明、東山直美 共著)- カラーブックス615 ¥1,000

ショップの評価