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菊坂ホテル(上村一夫 著)

菊坂ホテル(上村一夫 著)
竹久夢二と恋人お葉が、大正八年から十年にかけて暮らした菊富士ホテルをモデルにした「菊坂ホテル」を舞台に、宿主の娘・八重子の冷めた目を通して、人間模様の綾を描く物語。

谷崎潤一郎、芥川龍之介、菊池寛、佐藤春夫らの文士、責め絵で知られる絵師・伊藤晴雨など、実在の文化人たちが入り乱れ、虚実ないまぜの物語が繰り広げられる。

解説、林静一。
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作品の価値は質より量です。そう言った七〇年代の上村氏が、『菊坂ホテル』の中で密かに加担していた芸術家は誰だったのか、想像は読者に委ねよう。(略)
上村氏が『菊坂ホテル』を描き終えたのは、一九八四年である。それから二年後に、氏は帰らぬ人となった。

(「日本の青春時代、大正 —— 」林静一より)
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絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:笠倉漫画文庫
□date of issue:1995年 初版
□size:15x10.5cm
□page:398
□condition: 経年なり・普通 カバースレ汚れ

» 絵本・ピクチャーブック
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