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掌草紙 - 林芙美子選集 4
昭和5年に刊行した自伝的小説『放浪記』で一躍流行作家となり、「貧乏を売り物にする素人小説家」などと揶揄されながらも、以後文壇に独自の地歩を築いた林芙美子が、昭和12年に刊行した全7巻の選集より。
『放浪記』の刊行に先立ち、昭和3年に自費出版した第一詩集『蒼馬を見たり』ほかの詩篇、短歌、短編小説、随筆、絵画などを収録。俗にまみれた作家とみなされがちな林芙美子の、内に秘めていた詩情をかいまみることができる。
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古里の厩は遠く去った
花が皆ひらいた月夜
港まで走りつゞけた私
朧な月の光と私の放浪記よ
首にぐるぐる白い首巻をまいて
汽船を戀ひした私だつた。
(「蒼馬を見たり」より)
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◎Contents
クララ(作品)
唐黍の歌(詩)十五篇
絵本(作品)
蒼馬を見たり(詩)十八篇
蛙(作品)
掌草紙(詩)二十一篇
子供たち(作品)
鶴(詩)十七篇
刺繍(作品)
モンパルナス(詩)二十三編
呼吸(作品)
伊豫のほとゝぎす(歌)四十三首
戀の詩(詩)三篇
オブリガード(作品)
花(作品)
琴歌(詩)五篇
散文家の日記(作品)
絵・十二葉
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 元パラフィン無し
□publisher:改造社
□date of issue:1937年 初版
□size:18.8x13cm
□page:415
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み少破れ
小口点茶シミ 経年シミ
» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
『放浪記』の刊行に先立ち、昭和3年に自費出版した第一詩集『蒼馬を見たり』ほかの詩篇、短歌、短編小説、随筆、絵画などを収録。俗にまみれた作家とみなされがちな林芙美子の、内に秘めていた詩情をかいまみることができる。
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古里の厩は遠く去った
花が皆ひらいた月夜
港まで走りつゞけた私
朧な月の光と私の放浪記よ
首にぐるぐる白い首巻をまいて
汽船を戀ひした私だつた。
(「蒼馬を見たり」より)
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◎Contents
クララ(作品)
唐黍の歌(詩)十五篇
絵本(作品)
蒼馬を見たり(詩)十八篇
蛙(作品)
掌草紙(詩)二十一篇
子供たち(作品)
鶴(詩)十七篇
刺繍(作品)
モンパルナス(詩)二十三編
呼吸(作品)
伊豫のほとゝぎす(歌)四十三首
戀の詩(詩)三篇
オブリガード(作品)
花(作品)
琴歌(詩)五篇
散文家の日記(作品)
絵・十二葉
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 元パラフィン無し
□publisher:改造社
□date of issue:1937年 初版
□size:18.8x13cm
□page:415
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み少破れ
小口点茶シミ 経年シミ
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