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みどりのゆび(モーリス・ドリュオン 著、安東次男 訳)- 岩波少年文庫

みどりのゆび(モーリス・ドリュオン 著、安東次男 訳)- 岩波少年文庫
1957年の刊行以来、世界中で読み継がれている、『星の王子さま』と並び称されるフランス児童文学の名作。

主人公は、町中に花を咲かせる〈みどりのゆび〉をもつ少年、チト。反戦の想いをこめて綴られた寓意に満ちた物語を、詩人・安東次男がしなやかな日本語に移し変えている。

挿絵、ジャクリーヌ・デュエーム。
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フランスの童話には、ひとつの特徴があります。おはなしの、筋よりもきめのこまかさ、詩的なふんいきやことばのおもしろさを、たいせつにすることです。そしてそれらをうまく使って、まるで宝石のような、うつくしい文章をつくりだすのです。みなさんたぶんごぞんじのサン=テグジュペリの『星の王子さま』も、このドリュオンおじさんのおはなしもそうです。

(「訳者のことば」安東次男 より)
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◎Contents
1 チトという名まえの、たいせつないわれ。
2 「おとうさん」と「おかあさん」、それからピカピカ家のしょうかい。
3 ミルポワルの町と、おとうさんの工場のはなし。
4 チトは学校へいきましたが、すぐかえされました。
5 ピカピカ家では、しんぱいのあまり、チトにあたらしい教育方法をこころみました。
6 チトは庭の勉強をして、じぶんにみどりのおやゆびがあるのをしりました。
7 かみなりおじさんが、チトに規律をおしえました。
8 チトがおそろしい夢をみました。その結果は?
9 学者たちはなにも、みつけませんでしたが、チトはあることをみつけました。
10 かみなりおじさんの二どめの勉強は貧乏についてでした。
11 チトは医者のモディベール先生の手つだいをしました。
12 ミルポワルの名まえがながくなりました。
13 おとうさんは、チトに気ばらしをさせようとしました。
14 戦争について、チトがあたらしく質問をしました。
15 チトが、地理と工場の勉強をしました。そしてバジー国とバタン国とのあいだにおこっている、おもいがけないあらそいのことを知りました。
16 おもいがけないニュースが、つぎつぎにつたわりました。
17 チトは、勇気をだして、告白しました。
18 おとなたちはついに、古いかんがえを、すてるにいたりました。
19 いよいよ、チトの最後の発見です。
20 けっきょくチトは、だれだったのでしょう?
訳者のことば

ソフトカバー
□publisher: 岩波少年文庫
□date of issue:1980年 5刷(1977年 初版)
□size:17.3x11.2cm
□page:220
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ 背ヤケ
三方薄ヤケ 小口くすみ

» 小説
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