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日経回廊 5「特集:パリのモードをつくるもの」

日経回廊 5「特集:パリのモードをつくるもの」
2015年4月より、隔月で10号まで刊行された日本経済新聞社のPR誌。毎回、1テーマの特集に半分以上のページを費やし、「現代」を切り拓く文化の諸相を考察している。

ジャン=ポール・ゴルチエが語る「クチュールへのこだわり」、ケンゾーが振り返る「昨日・今日・明日」、日本人とオートクチュールの関わり、新たな時代を切り開くデザイナーたちの横顔…パリのモードの行方を見つめる。

本誌の刊行5年後、奇しくも同じ年に、ジャン=ポール・ゴルチエがデザイナーを引退し、ケンゾーがこの世を去っている。
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「1972年のオルセー駅での(ケンゾーの)ショーを見て驚いた」とジャン=ポール・ゴルチエは語る。当時ゴルチエは20歳。オルセーがまだ美術館ではなく、駅だった時代のことだ。「見たことのないすごいカッティングの袖なんだ。フレッシュで、モダン、オートクチュールが時代遅れに見えた。コピーしたよ、何度もね(笑)」。
実際、日本にいたときに、平面裁断はもちろん西洋の立体裁断も学んでいたケンゾーは、「技術には自信があった」と言う。
(「ケンゾーの見る夢」より)
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◎Contents
▶︎特集:パリのモードをつくるもの
 企画協力・インタビュー:村上新子
 パリはモードの中心か。
 モード界の〝恐るべき子供〟とクチュール
  ジャン=ポール・ゴルチエ
 手仕事の力が与えるもの
  ルサージュ / レコール・ヴァン・クリーフ・アンド・アベール /
  ロジェ / ヴィヴィエ
 ケンゾーの見る夢
  高田賢三
 黒の衝撃、その後。(深井晃子)
 来るべきデザイナー
  神田恵介 / 森永邦彦
 モードと文化政策
 行動する美術館長、オリビエ・サイヤール
 日本人とオートクチュール
  森英恵 / 加賀まりこ / 安井かずみ
 モデルに生まれるのではない、モデルになるのだ。
 ファッションプレス、現代の役割。
 映画は記憶する。
 ファッションの映画が教えてくれること。(秦早穂子)
 パリコレはどこへ行く?(川村由仁夜)
▶︎連載
 言葉と生きる(四方田犬彦)
  俺は逃げてるんじゃない。生きてるんだ。
  ー 宍戸錠『拳銃は俺のパスポート』
 旅する女 - 雲をひろって(高橋順子)
 ガストロノミー最前線
 男はみんなわがままだ「セルバンテス」
 野にありて跳べ 美の活動家に会いに行く
  足立正生 / 森村泰昌
 DANDY & RHAPSODY(中村孝則)
  結んで、飛来て、蝶ネクタイ。
 ふるさと 食の横道
  十和田編 B-1グランプリに行く
 五重塔は教えてくれる
  羽黒山 山形県鶴岡市
 つくる人の住まい(橘田美幸)
 ここにある(小磯良平 / 藤田嗣治)

絶版または版元品切れ
ハードカバー 帯あり
□publisher:日本経済新聞社
□date of issue:2015年
□size:24.8x18.5cm
□page:119
□condition:経年なり・良好

» 装い・ライフスタイル
https://narda.thebase.in/categories/1326672
¥1,200

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