Item

季刊銀花 70号「特集:越中八尾・紙の里より / 二部治身の草花世界」 ★難あり

季刊銀花 70号「特集:越中八尾・紙の里より / 二部治身の草花世界」  ★難あり
『銀花』は、1967年に『ミセス』から派生した文化誌として創刊。1970年に杉浦康平のアートディレクションによって新創刊し、2010年まで刊行された。

毎回、2つの「特集」を深く掘り下げ、ダブル表紙の緻密なアートワークでイメージ化を図っていた。

特集① 越中八尾・紙の里より:
遠く奈良時代まで遡るともいわれる越中和紙の伝統と、その可能性をさぐる。桂樹舎の創設者・和紙工芸家 吉田桂介への取材記事など。特製の「草木染め手漉和紙」が綴じ込まれている。

特集② 二部治身の草花世界:
八王子の郊外で100坪の畑を耕し、草花を愛で、食を楽しむナチュラリスト二部治身(にべはるみ)のライフスタイルを紹介。

奥山民枝絵画館「花に棲む人」、安野光雅「空想工房の本」など、アート関連の小特集も充実。
----------------------------
私が少年の頃、八尾の町屋は、繭や絹の商いで賑わっていました。山家の冬場の仕事が、紙漉きでした。早春に山へ行くと、雪の消えかけた林の間から、板干しされた紙が見える。それが家ごとに色が違って、紺や赤や黄色。富山の売薬袋に使う紙が多く、どの家の紙も、美しかった。後に、紙の仕事を始めてからも、常にこの風景が、心に在りました。

(「表紙:和紙工芸家・吉田桂介の言葉」より)
----------------------------
◎Contents
特集① 越中八尾・紙の里より
 越中八尾の草木染め、手漉き紙
 八尾と紙と人々と
 紙の道往来記(坂本直昭)
特集② 二部治身の草花世界
 二部治身の花語録
 萌えるひと・二部治身さん(田中雍子)
大桶焼、十代を記す 作・大桶長左衛門
 せっかく生きてきたのやから
骨の記憶=中央アフリカ・ザイールに
 厳しい自然の摂理を見る(マイケル・スタンレー)
寂寥の沼=作家、平川虎臣についての覚え書(細井冨貴子)
中世の楽想を今=三様の音つくり人
 堀栄蔵さん、有田千代子さん、有田正広さん
大正昭和浪漫小説再読① ルナパークの盗賊(正岡容)
蝶の夢=小川ひな女想い出語り(小川陽子)
日本歴史縦貫道往来・会津山川、雪降りやまず
とじ込み絵本・森の学芸会=〝ころんぶす〟の手遊び野帖(宇川育)
雑木林から生まれるやきもの=島根県「はぜのき窯」を訪ねる
奥山民枝絵画館 花に棲む人
安野さんに魅せられる(澤地久枝)
「空想工房」の本=安野光雅・遊び心の装幀本
銀花薫章=田辺聖子さん
眼福=昇華する光のエネルギー=写真家、田原桂一の可能性
口福=益子のくつろぎの間「円居」
耳袋=〝花色歌心〟シンガーソングライター新井英一
書物雑記 ほか

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:文化出版局
□date of issue:1987年
□size:25.8x18.2cm
□page:196
□condition:経年なり・可 カバースレ少汚れ傷み
★背はがれ・はずれかかっているページあり(写真9枚目)少破れ

» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
¥700 SOLD OUT

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

通報する

関連商品

  • 年鑑広告美術 1967 ★函なし 年鑑広告美術 1967 ★函なし ¥4,800
  • 華麗なるイラストレーター ジョン・アルコーン〈アイデア別冊〉★再入荷 華麗なるイラストレーター ジョン・アルコーン〈アイデア別冊〉★再入荷 ¥2,000
  • 子どもの絵:成長をみつめて(東山明、東山直美 共著)- カラーブックス615 子どもの絵:成長をみつめて(東山明、東山直美 共著)- カラーブックス615 ¥1,000

ショップの評価