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季刊銀花 58号「特集:芹沢銈介 文字曼荼羅 / 万葉遊宴」

季刊銀花 58号「特集:芹沢銈介 文字曼荼羅 / 万葉遊宴」
『銀花』は、1967年に『ミセス』から派生した文化誌として創刊。1970年に杉浦康平のアートディレクションによって新創刊し、2010年まで刊行された。

毎回、2つの「特集」を深く掘り下げ、ダブル表紙の緻密なアートワークでイメージ化を図っていた。

特集① 芹沢銈介 文字曼荼羅:
柳宗悦とともに民芸運動を牽引した染色工芸家・芹沢銈介の「文字絵」にスポットを当て、布を翻したような妙なる造形の秘密に迫る。

特集② 万葉遊宴 ー 歌と膳と花々と:
万葉集に詠われた世界を、四季折々の花と膳で表現する女性アーティスト・清水萬里の作品をカラー写真で紹介。

装幀家・菊池信義の小特集「我が魂は文学にあり」にも心惹かれる。
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文字文明という大河の流れを貪婪に汲みいれながら芹沢作品は独自の澄みきった文字世界を作りあげた。(略)
文字は単なる意思伝達の記号ではなくて、ある時は神となり仏となって拝跪の対象だった歴史を持っている。これもまた絵画や書道が忘れている厳粛な造形なのだが、芹沢作品はよくそれを看取しながら宗教の桎梏を受けず自由である。

(「芹沢銈介作品の文字」水原徳言 より)
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◎Contents
特集① 芹沢銈介 文字曼荼羅
 芹沢銈介紺屋ぼめ
 芹沢銈介作品の文字(水原徳言)
 父・銈介の書の生いたちについて(芹沢長介)
 芹沢銈介年譜
特集② 万葉遊宴 ー 歌と膳と花々と
 万葉・四季の花(犬養孝)
 数多くの師に〝こころ〟を学ぶ(清水萬里)
 清水萬里さんのこと、供応のこと(元永定正)
 無彩の彩=苧毛健作の陶
 独創の陶人 奈良山中に在り
 良き時代の意匠=東京建築探偵団、今和次郎の仕事と出会うの記(藤森照信)
常茶 ー 日本茶と中国車
茶訊 ー お茶のはなし=お茶をおいしく飲む原点
時は波(写真・柴田敏雄、詩・吉増剛造)
優しい唄げんか=大分県宇目地方の子守唄(沢渡歩)
章太郎の前掛け
四月馬鹿名づけてきもの博士とや(青山勝子)
我が魂は文学にあり=装幀家・菊池信義の心象世界
 本をめぐる京都幻想(菊池信義)
 書物巡礼句・二冊の句集(森本哲郎)
銀花萌芽帖
おもしろいところ=東京合羽橋
書物雑記
今日はつめ人形が晴れ舞台、僕たちも晴れ舞台
幻のはす糸織り ー 東京・町田藕絲館を訪ねて
季刊「銀花」別冊 手紙 ー ことばと字と絵の雑誌、創刊 ほか

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:文化出版局
□date of issue:1984年
□size:25.8x18.2cm
□page:196
□condition:経年なり・普通 カバースレ少汚れ傷み

» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
¥1,000 SOLD OUT

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