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続・私の部屋のポプリ(熊井明子 著、高柳佐知子 画)

続・私の部屋のポプリ(熊井明子 著、高柳佐知子 画)
雑誌『私の部屋』での連載をまとめた、『私の部屋のポプリ』シリーズ2冊目のエッセイ集。

『私の部屋』25号(76年夏休み号)から38号(78年冬の号)に連載した112篇と、同誌に掲載された旅のエッセイ「感傷旅行」シリーズ6篇を収録。

季節を感じる日常のひとこま、香りのこと、文学のこと、懐かしい人々との交流の思い出などが、しなやかな言葉で綴られている。
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「アメリカから小包ですよ。税関手数料として百円いただきます」
顔見知りの配達のおじさんから手渡された小さなダンボール箱から、ふわっといい匂いが漂って来ます。ニューヨークの香料会社から、匂いイリスの根や白檀やポプリ関係の本などが届いたのです。私はやりかけの仕事もそのままに、ひととき香りの世界にあそびました。

(「異国から一人旅して来た小箱」より)
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◎Contents
春のポプリ
 異国から一人旅して来た小箱
 カタログの楽しさ
 愛の借金の返し方は
 荒地に種子を播いて
 たった一人の人に美人と思われるなら…
 すみれの葉をカードにして
 密室の怪事件?
 蕾固き桃の技添え流し雛
   :
夏のポプリ
 夏の星座
 本当に大切な物
 青春の時はめぐり…
 傘の修理は晴れた日に
 時には遠い波音に耳をかたむけて
 日曜日はたのしい朝飯を
 白い家のドアを開けたら…
 思い出の中の男の子
   :
秋のポプリ
 グーズベリーハウスに秋が来て
 クレーの画集をみつめて
 椅子も生きている
 貝殻が語りかけること
 貝殻の魅力にとらわれて
 無邪気な年齢
 マンガ・エイジ
 テレビとのつきあい
   :
冬のポプリ
 雪を待ちながら
 いろいろな愛のかたち
 おばあちゃんを好きになる絵本
 小さなエレベーターで
 海の彼方の猫
 可愛い子猫・お茶目さん
 愛の傷あとを浮かべて
 幸せを求めて
   :
釧路感傷旅行
前橋感傷旅行
軽井沢感傷旅行
岡山感傷旅行
矢切感傷旅行
花巻感傷旅行

絶版または版元品切れ
ソフトカバー 函
□publisher:生活の絵本社
□date of issue:1978年 初版
□size:19.2x13cm
□page:221
□condition:経年なり・普通 函スレ汚れ傷み 背薄ヤケ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥2,000 SOLD OUT

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