Item

ヘアモードの時代 — ルネサンスからアールデコの髪型と髪飾り(ポーラ文化研究所 編)

ヘアモードの時代 — ルネサンスからアールデコの髪型と髪飾り(ポーラ文化研究所 編)
1976年に設立され、古代から現代までの「化粧文化」に関わる資料の収集と調査研究を行っている「ポーラ文化研究所」のブックレットシリーズより。

ルネサンス期は、「隠すべきもの」であった西洋の女性たちの髪を宗教的な束縛から解放し、ヘアモードを競い合う時代の幕開けとなった。

以来、バロックからロココ、市民革命期を経て、20世紀のアールデコの時代に至るまでの髪型の変遷を、時代ごとのヘアモードを再現したかつら、実際に使われた髪飾り、数多くのカラー・モノクロ図版などを通じてたどる。

なかでも、もはや「巨大な建造物」と化したロココの時代の髪型には、人間の美意識の肥大化の極北を見るようで驚嘆させられる。
--------------------------
当時は、髪の職人というと、18世紀以前から絶大な勢力をもっていたかつら師と理髪師、18世紀頃から台頭した男性理髪師が存在した。ロココ時代には、髪型がまさに巨大な建造物になり、審美眼と才能を兼ね備えた建築家に頼る必要が、結髪師を生んだと言える。(略)
ル・グロは、自ら「髪型の芸術家」と称し、1765年に髪型集『フランス婦人の結髪術についての版画本』を結髪師としてはじめて著わすなど、ルイ15世代を代表する結髪師であった。(略)
彼は、ポンパドール夫人、デュバリー夫人らの結髪師としても名声を得たが、マリーアントワネットの結婚式で、不慮の事故でこの世を去ったといわれているが、詳細はわからない。

(「髪型の魔術師の登場」より)
--------------------------
◎Contents
第1章 ルネサンスのヘアモード
    隠す中世、顕わすルネッサンス
第2章 バロックのヘアモード
    ゆがみの美
第3章 ベルエポックの化粧と装い
    ヘアモード時代の到来
    髪型の魔術師の登場
    美のクリエーター/レオナール・オーティエとローズ・ベルタン
第4章 脱ロココ、そして、19世紀の多様なヘアモード
    フランス革命、そして多様な髷時代
    髪結師クロワザと髷の再登場
第5章 20世紀のウェーブヘアのモード
    マルセルウェーブ
    パーマネントウェーブとボブヘアの登場
特別掲載
『髪型 — ルイ16世代の奇抜なよそおい』O.ユザーヌ著
英文解説
英文図版リスト
掲載資料一覧

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:ポーラ文化研究所
□date of issue:2005年
□size:18.2×12.8cm
□page:72
□condition:経年なり・普通 カバースレ

» 装い・ライフスタイル
https://narda.thebase.in/categories/1326672
¥1,800 SOLD OUT

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

通報する

関連商品

  • 年鑑広告美術 1970 年鑑広告美術 1970 ¥4,800
  • 麗人伝説 ー セルジュ・ルタンスと幻の女たち(西垣通 著) 麗人伝説 ー セルジュ・ルタンスと幻の女たち(西垣通 著) ¥2,800
  • 年鑑広告美術 1967 ★函なし 年鑑広告美術 1967 ★函なし ¥4,800

ショップの評価