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シズコさん(佐野洋子 著)
『100万回生きたねこ』『わたしが妹だったとき』『神も仏もありませぬ』など数多くの作品を著し、絵本作家、エッセイストとして幅広い読者に愛された佐野洋子。
若い頃はモガとして町を闊歩し、戦中戦後の苦難を乗り越えてたくましく生きた母・シズコさんとの確執の日々を描くエッセイ集。2008年に刊行された単行本の文庫化。
自らも乳がんに冒されながら、母親の生と死のあり方から目をそらさず、どこまでも見つめ続ける視線に胸が熱くなる。
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四歳の頃、つなごうとした手をふりはらわれた時から、母と私のきつい関係がはじまった。終戦後、五人の子を抱えて中国から引き揚げ、その後三人の子を亡くした母。父の死後、女手一つで家を建て、子供を大学までやったたくましい母。それでも私は母が嫌いだった。やがて老いた母に呆けのきざしが ——。母を愛せなかった自責、母を見捨てた罪悪感、そして訪れたゆるしを見つめる物語。
(表紙裏紹介文より)
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解説:内田春菊
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:新潮文庫
□date of issue:2010年 初版
□size:14.8x10.5cm
□page:248
□condition:経年なり・良好 カバー上端ヨレ小傷み
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
若い頃はモガとして町を闊歩し、戦中戦後の苦難を乗り越えてたくましく生きた母・シズコさんとの確執の日々を描くエッセイ集。2008年に刊行された単行本の文庫化。
自らも乳がんに冒されながら、母親の生と死のあり方から目をそらさず、どこまでも見つめ続ける視線に胸が熱くなる。
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四歳の頃、つなごうとした手をふりはらわれた時から、母と私のきつい関係がはじまった。終戦後、五人の子を抱えて中国から引き揚げ、その後三人の子を亡くした母。父の死後、女手一つで家を建て、子供を大学までやったたくましい母。それでも私は母が嫌いだった。やがて老いた母に呆けのきざしが ——。母を愛せなかった自責、母を見捨てた罪悪感、そして訪れたゆるしを見つめる物語。
(表紙裏紹介文より)
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解説:内田春菊
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:新潮文庫
□date of issue:2010年 初版
□size:14.8x10.5cm
□page:248
□condition:経年なり・良好 カバー上端ヨレ小傷み
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