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美を求める心(岡部伊都子 著、栃折久美子 カバー)
日常生活の中に息づく美を追求するとともに、戦争や差別など社会の実相をかたくなに見つめ続けた岡部伊都子の随筆集。
「美を求める心」は、人を高揚させる癒すものであると同時に、自らの存在を滅ぼしかねない契機ともなる。暮らしを彩る美しきものへの感動や懼れを切々と綴る88篇。
1967年に刊行された単行本の文庫化。カバーデザイン、栃折久美子。
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たび重なる空襲にいのちの危険を覚悟せずにはいられなかった太平洋戦争の末期、小娘の私は「明日もなお生きてあらば、また一つの善、一つの美を知りたい」と書いていた。私はその自分を思いだすたびに、苦しくなる。(略)
戦争という残虐を当然としたうえで、死の瞬間までになお、一つの美を味わいたいと願った私は、あまりにも、真実を追究せぬ、根本を忘れた美の毒に酔っていた。
(「あとがき」より抜粋)
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◎Contents
Ⅰ 美のあるところ
青い林道 / 青磁 / うるし刷毛 …
Ⅱ 女ひとり
水色綸子の娘は / 努力の日 / なま身を恋う …
Ⅲ 暮らしのなかで
お盆 / 夢見ごはん / ぬた / 私の壷 …
Ⅳ おりおりの……
若葉雨 / 哀愁 / 悲しきおふとん / 原爆の資料 …
解説:鶴見俊輔
伊都子著書目録
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher: 講談社文庫
□date of issue:1982年 重版(1978年 初版)
□size:14.8x10.5cm
□page:233
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み 三方薄ヤケ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
「美を求める心」は、人を高揚させる癒すものであると同時に、自らの存在を滅ぼしかねない契機ともなる。暮らしを彩る美しきものへの感動や懼れを切々と綴る88篇。
1967年に刊行された単行本の文庫化。カバーデザイン、栃折久美子。
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たび重なる空襲にいのちの危険を覚悟せずにはいられなかった太平洋戦争の末期、小娘の私は「明日もなお生きてあらば、また一つの善、一つの美を知りたい」と書いていた。私はその自分を思いだすたびに、苦しくなる。(略)
戦争という残虐を当然としたうえで、死の瞬間までになお、一つの美を味わいたいと願った私は、あまりにも、真実を追究せぬ、根本を忘れた美の毒に酔っていた。
(「あとがき」より抜粋)
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◎Contents
Ⅰ 美のあるところ
青い林道 / 青磁 / うるし刷毛 …
Ⅱ 女ひとり
水色綸子の娘は / 努力の日 / なま身を恋う …
Ⅲ 暮らしのなかで
お盆 / 夢見ごはん / ぬた / 私の壷 …
Ⅳ おりおりの……
若葉雨 / 哀愁 / 悲しきおふとん / 原爆の資料 …
解説:鶴見俊輔
伊都子著書目録
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher: 講談社文庫
□date of issue:1982年 重版(1978年 初版)
□size:14.8x10.5cm
□page:233
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み 三方薄ヤケ
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