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添寝の悪夢 午睡の夢(金井美恵子 著)

添寝の悪夢 午睡の夢(金井美恵子 著)
アンデルセンが作中の主人公に与える試練と苦痛、ゾンネンシュターンのシュルレアリスム絵画に呼び覚まされる幼年期のエロティックな記憶、三島由紀夫・森茉莉から想起される「無垢」なるもの、唐十郎・宝塚歌劇の舞台に跋扈する少女性 ——。

童話・絵画・芝居・少年・少女・女優など、多岐にわたる話題を取り上げ、自在な空想力と卓抜な言語感覚を駆使して、独自の世界をかたちづくるエッセイ集。
1976年に刊行された単行本の文庫化。カバー画、金井久美子。
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なぜ、アンデルセンを人魚姫にあれ程までの悲惨な苦悩と激痛を与えなくてはならなかったのだろう。姫の愛は、彼女が一歩一歩の歩みごとに体験する全身を貫く激痛を通して、ほとんど彼女の肉体を苦痛の極み、死の直前まで到らしめる。

(「足首の夢 人魚姫あるいは肉体論」より)
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◎Contents
夢・鏡・時
少年
少女
Ⅰ 夢の領土
Ⅱ 少女の領土
Ⅲ 少年の領土
Ⅳ 時の領土
Ⅴ 鏡の領土

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:中公文庫
□date of issue:1979年 初版
□size:15.6x11.4cm
□page:338
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み小キレ
三方ヤケ 小口シミ

» 随筆・エッセイ
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