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料理歳時記(辰巳浜子 著)
辰巳浜子は、自宅を訪れる客人をもてなすうちに家庭料理の名手として知られるようになり、雑誌やテレビで活躍する料理研究家の草分けとなった。
『婦人公論』での連載(1962年〜68年)をまとめた、料理随筆。およそ400種類の材料をとりあげ、昔ながらの食べ物の知恵、お惣菜のコツをあますところなく伝えている。ゆったりとした時間の流れを感じる筆致も、味わい深い。
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木の芽立ちの頃は、とかく季節風が強く、不安定な日が多いのですが、いつの間にか青葉若葉はさわやかな風にそよいで、大空の彼方へ若葉の匂いを吹きとどけるかのようです。老鶯のさえずりも﨟たけて、ほんに谷渡りとはよくぞ申したと聞き惚れるばかりです。
五月生まれの私にとって、この月が一年じゅうでいちばん元気の出る大切な月です。筍、鰹、空豆、苺、嬉しさと楽しさで、食べるほうも大忙しです。
(「苺」より)
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◎Contents
春
金柑 / 蕗の薹 / 食べられる野草 / 蛤 / 明石鯛 …
夏
柿の葉ずし / 苺 / 鰹 / 空豆 / アイスクリーム …
秋
秋刀魚 / 葡萄 / 松茸 / 麩 / 塩の使い方 …
冬
鮭 / 蝦 / 牡蠣 / 大根 / おせち / かくし味 …
絶版または版元品切れ(2002年に新装版刊行)
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:中公文庫
□date of issue:1994年13版(1977年 初版)
□size:15.6x11.4cm
□page:238
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 上端ヨレ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
『婦人公論』での連載(1962年〜68年)をまとめた、料理随筆。およそ400種類の材料をとりあげ、昔ながらの食べ物の知恵、お惣菜のコツをあますところなく伝えている。ゆったりとした時間の流れを感じる筆致も、味わい深い。
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木の芽立ちの頃は、とかく季節風が強く、不安定な日が多いのですが、いつの間にか青葉若葉はさわやかな風にそよいで、大空の彼方へ若葉の匂いを吹きとどけるかのようです。老鶯のさえずりも﨟たけて、ほんに谷渡りとはよくぞ申したと聞き惚れるばかりです。
五月生まれの私にとって、この月が一年じゅうでいちばん元気の出る大切な月です。筍、鰹、空豆、苺、嬉しさと楽しさで、食べるほうも大忙しです。
(「苺」より)
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◎Contents
春
金柑 / 蕗の薹 / 食べられる野草 / 蛤 / 明石鯛 …
夏
柿の葉ずし / 苺 / 鰹 / 空豆 / アイスクリーム …
秋
秋刀魚 / 葡萄 / 松茸 / 麩 / 塩の使い方 …
冬
鮭 / 蝦 / 牡蠣 / 大根 / おせち / かくし味 …
絶版または版元品切れ(2002年に新装版刊行)
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:中公文庫
□date of issue:1994年13版(1977年 初版)
□size:15.6x11.4cm
□page:238
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 上端ヨレ
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