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ぼくのうちに波がきた(オクタビオ・パス 原案、キャサリン・コーワン 著、 マーク・ブエナー 絵、中村邦生 訳)
メキシコのシュルレアリスム詩人、オクタビオ・パスの短編小説『波と暮らして』をもとにアメリカで制作された絵本の日本語版。
原作小説『波と暮らして』は、「波」を奔放で誘惑的な女性として描いた怪異譚。本書はそこから大人向けの寓意を消し去り、人間の男の子を好きになって、海から家までついてきた「波」との奇想天外な暮らしを描く、躍動感あふれる絵本となっている。
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海にいるときは、その子はたったひとつの波だったのに、いまは数がふえている。
部屋という部屋は、ぴかぴか光る空気であふれた。波は青や緑にかがやいて、影を追いだした。ほこりのたまっている、ふだんはだれも見ようとしないくらいすみっこも、波の光がそうじをした。
家じゅうが、この子の笑い声できらめき、どんなところもほほえみでいっぱいだった。
(本文より抜粋)
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絶版または版元品切れ
ハードカバー
□publisher:岩波書店
□date of issue:2003年初版
□size:28.5x23.8cm
□page:31
□condition:経年なり・良好
» 絵本・ピクチャーブック
https://narda.thebase.in/categories/1326659
原作小説『波と暮らして』は、「波」を奔放で誘惑的な女性として描いた怪異譚。本書はそこから大人向けの寓意を消し去り、人間の男の子を好きになって、海から家までついてきた「波」との奇想天外な暮らしを描く、躍動感あふれる絵本となっている。
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海にいるときは、その子はたったひとつの波だったのに、いまは数がふえている。
部屋という部屋は、ぴかぴか光る空気であふれた。波は青や緑にかがやいて、影を追いだした。ほこりのたまっている、ふだんはだれも見ようとしないくらいすみっこも、波の光がそうじをした。
家じゅうが、この子の笑い声できらめき、どんなところもほほえみでいっぱいだった。
(本文より抜粋)
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絶版または版元品切れ
ハードカバー
□publisher:岩波書店
□date of issue:2003年初版
□size:28.5x23.8cm
□page:31
□condition:経年なり・良好
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