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白百合の崖 - 山川登美子・歌と恋(津村節子 著)

白百合の崖 - 山川登美子・歌と恋(津村節子 著)
津村節子が、29歳で夭折した同郷の歌人・山川登美子の生涯を、深い共感と愛惜をこめて綴った評伝小説。1983年に刊行された単行本の文庫化。

与謝野晶子を「お姉さま」と慕いながら、鉄幹との恋を競いあった山川登美子の心の動きを、数多くの短歌を拠りどころとして細やかに読み解いていく。

あたらしくひらきましたる歌の道に君が名よびて死なんとぞ思ふ
それとなく紅き花みな友にゆづりそむきて泣きて忘れ草つむ
矢のごとく地獄におつる躓きの石とも知らず拾ひ見しかな

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明治12年、福井県に生まれた山川登美子は与謝野鉄幹主宰の「明星」に参加、与謝野晶子と共に名花二輪と謳われる。登美子はその才能と美貌を“君が才をあまりに妬し”と晶子に詠ませながら、鉄幹への恋も、歌もあきらめ、親の定めた縁談に従う。ーー 鉄幹・晶子の強烈な個性の陰でひっそりと散っていった登美子のあまりにも短い人生。(カバー裏紹介文より)
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絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher: 新潮文庫
□date of issue:1986年 初版
□size:14.8x11cm
□page:457
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み
本体表紙開き癖(写真2枚目)

» 小説
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