Item
その他大勢(小堀杏奴 著、小堀四郎 装幀)
小堀杏奴(1909-1998)は森鴎外の次女。1931年に弟の類とともに渡欧、パリで洋画を学び、1934年に帰国。同年、画家小堀四郎と結婚。1936年に『晩年の父』を刊行、姉の森茉莉よりも早く自著を世に出しています。その作風は、姉とは異なり穏やかなものですが、内に秘めた強さも感じられます。
本書は、著者が48歳の時に刊行された随筆集。自らの半生を細やかに振り返りながら、太陽族、敗残兵など、戦後の世相にも言及しています。序文、林龍作。装幀は夫の小堀四郎、扉絵は長男の鴎一郎。長女の桃子が「母について」という人物評を寄せています。
-------------------
母には、所謂「お母様」としての威厳など、どう贔屓目に見ても全然ない。と云うのは、母が女性にしては珍しく裏表の少しもない性格で、私達の前にそのままの自分を見せてくれるからである。そして、私は母のそう云うところを最も愛している。(「母について」小堀桃子 より)
絶版または版元品切れ
ハードカバー セロハンカバー 函
□publisher:宝文館
□date of issue:1957年 2刷(1957年 初版)
□size:19.2x13.2cm
□page:269
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ セロハンカバー破れ 函角あたり 背色褪せ強 後見返し値札剥がし跡破れ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
本書は、著者が48歳の時に刊行された随筆集。自らの半生を細やかに振り返りながら、太陽族、敗残兵など、戦後の世相にも言及しています。序文、林龍作。装幀は夫の小堀四郎、扉絵は長男の鴎一郎。長女の桃子が「母について」という人物評を寄せています。
-------------------
母には、所謂「お母様」としての威厳など、どう贔屓目に見ても全然ない。と云うのは、母が女性にしては珍しく裏表の少しもない性格で、私達の前にそのままの自分を見せてくれるからである。そして、私は母のそう云うところを最も愛している。(「母について」小堀桃子 より)
絶版または版元品切れ
ハードカバー セロハンカバー 函
□publisher:宝文館
□date of issue:1957年 2刷(1957年 初版)
□size:19.2x13.2cm
□page:269
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ セロハンカバー破れ 函角あたり 背色褪せ強 後見返し値札剥がし跡破れ
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
