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幸福さん(源氏鶏太 著、鈴木信太郎 カバー画)

幸福さん(源氏鶏太 著、鈴木信太郎 カバー画)
サラリーマン小説で一世を風靡した源氏鶏太の初期作品。「童心の画家」とよばれた鈴木信太郎が表紙を彩る、春陽文庫版。

丹丸さんは五十九歳。戦後の追放令で、重役を務めていた会社を追われて、ある会社の顧問となり、孫の正美と二人暮らし。丹丸さんの娘の美加子は戦争未亡人だが、ダメ男と再婚し、幼い正美をおいて行方知れずとなっていた……。

1953年に公開された有馬稲子の主演映画「幸福さん」の原作。
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おじいさんと孫が、ここにつりざおを並べてから小一時間になるのだが、まだ、一匹のフナもつれない。きょうは、どうかしている。しかし、丹丸さんは、それくらいで、気分をいらだたせたり、腐ったりするような人ではない。その証拠に、空を見上げて、
「ああ、なんたる幸福……」
と、つぶやいたのである。

(「つりぼりから」より)
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◎Contents
つりぼりから
シュークリーム
ちらしずし
サイン・ブック
マネキン宣伝
人さまざま
花の東京
春のドレス
目下恋愛中
美人社長
遊覧バス
ボーナス
結婚行進曲
つりぼりへ

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:春陽文庫
□date of issue:1961年 初版
□size:15.2x10.7cm
□page:254
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ 経年シミ強(写真2枚目) 小口シミ強(写真6枚目)

» 小説
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