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季刊銀花 36号「特集:祈りの版画 / 日本の赤」

季刊銀花 36号「特集:祈りの版画 / 日本の赤」
『銀花』は、1967年に『ミセス』から派生した文化誌として創刊。1970年に杉浦康平のアートディレクションによって新創刊し、2010年まで刊行された。

毎回、2つの「特集」を深く掘り下げ、ダブル表紙の緻密なアートワークでイメージ化を図っていた。

特集① 祈りの版画=御影と守札と護符:
日本全国の神社仏閣に取材し、庶民の素朴な願いと祈りがこめられた「お札」「護符」という版画の世界を探索。実際の「お札」に使われている地蔵菩薩の朱印が押された和紙が一葉挟みこまれている。

特集② 日本の赤・塚本邦雄:
紅櫛、京菓子、文楽人形、赤米……日本人の伝統文化における「赤」という色にこめられた想念のあり様を、歌人・塚本邦雄が解説する。
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一般に、お札は神仏の分身、もしくは分霊と考えられている。版木の内に宿る霊力を摺り写すが故に、そこに効験が備わり、呪詛の威がこもるとされる。

(「お札巡礼記」より)
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◎Contents
特集① 祈りの版画=御影と守札と護符
 印仏一葉[長楽寺/千葉県木更津市請西]
 お札巡礼記(熊谷清司)
特集② 日本の赤・塚本邦雄
 美童輝やかに
 父の血子の血
 焔梳く櫛
 からくれなゐは辻が花
 つらつら辛き花椿
 殘紅一瞬戀永劫 ほか

過ぎにし日の物語=出雲の袋(語り・金津滋)
のちの雪(武原はん)
武原はんの随筆集『のちの雪』を製作して(吉田弘子)
おはん曼荼羅華=武原はん思い出のきれによる装幀
「道饗」=歌集私家本(高橋睦郎)
京都の隠れた味
色器=熊倉順吉のやきもの
近江桑折和紙=熊倉順吉の歩み(海上雅臣)
面陶=大津・苫見時男の苦楽
農民工人、小滝三酉
土耕す手、木器彫る手(小滝三酉作)
葛布
葛布=自然との暮し
署名のある紙礫(谷澤永一)
海への旅立ち=太平洋へいかを迎えにいった夜
八戸いか自慢
新・書国噺=明治本奥付抄(八木佐吉)
銀花萌芽帖
書物雑記
「銀花」豆本コレクション
季刊「銀花」既刊内容の紹介
読者からの手紙
むだ書き

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:文化出版局
□date of issue:1978年
□size:25.8x18.2cm
□page:184
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
少綴じ割

» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
¥1,000 SOLD OUT

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