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パーマネントブルー(素九鬼子 著)
70年代に一瞬の輝きを放って沈黙した作家、素九鬼子。
デビュー作『旅の重さ』に続いて刊行された長篇小説。1976年に、秋吉久美子・佐藤祐介主演で映画化されている。
瀬戸内海に面した四国の港町の夏。けんか好きの不良少年と、逃亡中の過激派の女子大生の間に愛が芽生える。夏草と潮風の匂いに育まれた二人の愛が、いつか壊れることを予感しつつ、少年は稚いひたむきな愛を女に寄せる……。(「帯文」より)
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島のかえりのことだった。天から降ってわいたみたいなひとりの女にでくわした。海辺の砂に腹這いになっているその女をみつけたときには、それこそどきりとした。てっきり死んでいるものとおもった。髪は砂まみれで風にふかれていた。
(「本文」より)
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表紙版画:素九鬼子
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:筑摩書房
□date of issue:1974年 初版
□size:19x13.2cm
□page:225
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ
背ヤケ褪色 三方薄ヤケ 小口点茶シミ
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
デビュー作『旅の重さ』に続いて刊行された長篇小説。1976年に、秋吉久美子・佐藤祐介主演で映画化されている。
瀬戸内海に面した四国の港町の夏。けんか好きの不良少年と、逃亡中の過激派の女子大生の間に愛が芽生える。夏草と潮風の匂いに育まれた二人の愛が、いつか壊れることを予感しつつ、少年は稚いひたむきな愛を女に寄せる……。(「帯文」より)
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島のかえりのことだった。天から降ってわいたみたいなひとりの女にでくわした。海辺の砂に腹這いになっているその女をみつけたときには、それこそどきりとした。てっきり死んでいるものとおもった。髪は砂まみれで風にふかれていた。
(「本文」より)
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表紙版画:素九鬼子
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:筑摩書房
□date of issue:1974年 初版
□size:19x13.2cm
□page:225
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ
背ヤケ褪色 三方薄ヤケ 小口点茶シミ
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